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派生シリーズその8「歯痛に悩んでいた作曲家」

 「歯痛に悩んでいた作曲家って聞いたことないけど、数百年ものクラシック音楽の歴史を鑑みれば、きっとひとりやふたりはいるだろう!」と思って、単純に「歯痛に悩んでいた作曲家」と検索エンジンで調べてみたら、どうも晩年のモーツァルトが歯痛に苦しんでいたらしいのです。で、「モーツァルト 歯痛」で検索すると、全国の歯科医院のページがヒットしました。でも、どこも似たような内容で、どうも私にはしっくりこない。もっとこう、彼の手紙などが残っていて、そこに歯痛と書かれていれば間違いないだろうと思って手を尽くしたら、こんなページを見つけました。非常に興味深いことが書かれています。

 

ウィーン、1790年5月初め

 残念ですが、じかにお話するために外出できません。 なにせ歯の痛みと頭痛がいまだにひどく、特にまだ強い病変を感じます。…いまはあなたに率直に打ち明けました。どうぞあなたに出来るだけのことで結構です。あなたの真の友情の気持ちが許すかぎりのことを尽くしてくださるよう、心からお願いいたします。 ―『モーツアルト書簡全集6』(海老沢 敏訳.白水社刊)より

 

 海老沢敏先生グッジョブ!このページを作った方も素晴らしい!この手紙の真意は、「カネ貸してくれ」だと思うけど(^▽^;) こうしてモーツァルトの手紙の中に「歯の痛みに苦しんでいる」という記述があるので、きっと間違いないのだろうと思います。

 

 ↑リンクしたページの素晴らしいところは、モーツァルトだけで終わらせず、更に突っ込んで歯痛の作曲家を探し当てたことです。かのシューマン先生、彼は「歯の痛み」という曲を書いたとのこと。作品番号はOp.55-2です。

 

 

 

  Amazonでも収録されたCDが売られています。ですが、「歯の痛み、という曲を書いたからシューマンは歯の痛みに苦しめられていた」のかと言えば、そこは疑問が残ります。モーツァルト同様に手紙が残っていないかと探しましたが、それらしいページは見つけられませんでした。シューマンの専門家ならご存じなのかもしれないけど、そこまでのツテは私にもないので、謎は明かされぬまま・・・。でも、(シューマン先生には悪いけど)「歯痛に悩んでいたのかなぁ」なんて想像する楽しさもまた、クラシック音楽の魅力なのかもしれませんね。

 

(続く)

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comments

へぇ〜!モツ様が!

この書簡、何が言いたいんやw なんなんだこの奥歯に物が挟まったような物言いはww と思ったら、なるほど、「金貸して♡」でしたかwww

そしてシューマイ先生まで!しかも曲にしていたとは!w 本人の痛みだったかどうかは別にしてもこれは面白いですねw 

表現ていうと、なんかものすごく高尚で模範的な何かっていうイメージあったりしますが、こういうのもアリなんですね〜w しかもけっこういい曲だしw

しかしこの件、ここまで深くまで調べるの大変だったと思います!おつかれです!(`・ω・´)ゞ

  • くだダヰナ
  • 2019/10/14 12:10 AM

>くださま

晩年のモーツァルトって実はお金に困っていたんですよ。未完となった「レクイエム(現在は補筆されて普通に上演されていますが、最後の数小節を残してモツ様は昇天されますた)」を作曲した動機も、とにかくお金に困ってて、正体不明の謎の男から、「莫大な報酬の代わりにレクエイムを書いてくれないか?」と持ち掛けられ、お金に困っていたモツ様が引き受けたんだけど、結局はレクイエムがモツ自身のレクイエムになっちゃったーという笑えない話です( ;∀;)

くださまの徹底的にお調べする姿勢に比べたら、私なんて全然ですよw 他のサイトの情報のおこぼれに与っているいるだけで、私自身は何も知りません(^^; 色々なサイトや本を読んで勉強してまうす〜!

   
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