December 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

派生シリーズその2「〇〇弾きの覚悟」

 「アルゲリッチコンクール」とか「ヴァン・クライバーンコンクール」とか、ピアニストの名前を冠するコンクールは別として、「ショパンコンクール」とか「チャイコフスキーコンクール」とかは歴史も知名度もあるので、コンステスタントは「優勝して僕も、私も世界が認めるプロに」と思うのだけど、作曲家の名前が冠されている以上、特に優勝者にはずっと「ショパンのプロ」、「チャイコフスキーのプロ」というイメージがついて回ります。私はそれが少し可哀想だと思うのですけどね。

 

 ただ、コンテスタントの中にも、「私はショパンのこの曲を特に聴衆に聴かせたい!」という曲を選ぶ人、いますよね。わかりやすいところでいうと本選。みんな1番を選ぶわけです(笑)まぁ気持ちはわかります、過去に2番で優勝した人はヤコフ・ザークとダン・タイ・ソンだけだし、2番よりも1番の方が有名だし聴き映えするし、1番を選びたくなる気持ちはよくわかる。でもそれを承知の上で2番を選ぶ意欲的な参加者がいる。もうね、私はね、「よくぞ選んでくれた!」ともろ手を挙げて応援したくなります!(`・ω・´)

 

 皆さんもご記憶の通り、前回優勝者のチョ・ソンジンは素晴らしかった(彼は1番を弾いた)。本選以前に、大竹氏の中でショパンの全作品中もっとも大好きなOp.28-3をここまで完璧に弾かれると、そりゃあ惚れますわ(笑)ただ、あの時、本選出場者の中で唯一2番を弾き、2位に入ったシャルル・リシャール=アムランのことは絶対に忘れないです。彼は現在、「ショパンの2番弾き」として全世界で引っ張りだこですし、彼はあのときヤマハを選んでいた(スタインウェイを選ばないでくれて私は超嬉しかった)ので、ヤマハ関連の広告やイベント、コンサートなどでも広く顔が知れ渡って、2位だったけれど本当に幸せなピアニスト人生を送っていると思います。

 

 彼の活躍を見ると、「人の行く 裏に道あり 花の山」という、株式投資の格言を思い出すのですが、そんな強い覚悟と挑戦する決意を忘れずに、私も生きたいのです。・・・まぁ、アムラン自身は、「だって2番しか弾いたことなかったんだもん。1番は弾いたことなかったんだもん」って言ってますけどね(笑)

 

 (続く)

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ  にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ

pagetop